ペットとのお別れの後、ご遺骨をどう扱うかについて悩まれる方は少なくありません。
「すぐに納骨すべき?」「自宅で保管してもいいの?」というご相談を、私たち動愛園 油山斎場でも多くいただきます。
この記事では、火葬後の納骨タイミングや、自宅保管のポイントについて、実際の現場経験をもとにお話しさせていただきます。
火葬後すぐに納骨しない選択もある
火葬後、すぐに納骨しなければならないという決まりはありません。
多くの飼い主様が、しばらくのあいだ自宅でご遺骨を安置しながら、気持ちの整理をしていらっしゃいます。
私たちスタッフも、「心が落ち着くまで手元に置いておく」という選択を尊重しています。
大切なのは、ペットとのお別れの仕方を、ご自身のペースで選べることです。
特に、四十九日や一周忌の節目に合わせて納骨される方が多い傾向にあります。
ご家族皆さまが集まれるタイミングでご供養を考えるのも、一つの方法です。
ご遺骨を自宅に置く際の注意点
自宅でご遺骨を保管する際には、以下のポイントを意識すると安心です。
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湿気を避ける場所に置くこと
高温多湿の環境は、骨壷内部にカビを発生させる原因となります。
風通しがよく、直射日光の当たらない場所を選びましょう。 -
密閉性の高い骨壷を使う
最近では、密閉力が高くデザイン性にも優れた骨壷や仏具が多数あります。
動愛園でも手元供養用のアイテムをご案内しております。 -
定期的な点検をする
数か月に一度、骨壷の状態を確認・お手入れすることをおすすめします。
納骨堂に預けるタイミングの目安と準備
「そろそろ納骨を…」と感じたら、納骨堂をご検討ください。
当霊園の納骨堂は、静かで穏やかな環境の中、いつでも手を合わせられる場所として、多くの方に選ばれています。
納骨の前に必要な準備は、以下のとおりです。
- 納骨希望日のご予約(当斎場では事前予約をお願いしています)
- お骨壷や仏具の持参
- ご希望があれば、簡易な法要のご相談も可能です
納骨のタイミングに正解はありませんが、「自分たちの気持ちが整ったとき」が一番のタイミングだと私たちは考えています。
心に寄り添う納骨のタイミングを
火葬後の納骨については、「すぐにしなければいけない」と焦る必要はありません。
ご家族の想いやご事情に合わせて、自宅での手元供養を続けることも、十分に心を込めた供養です。
納骨に関するご相談も、どうぞお気軽にお申しつけください。